エンゼルケアとは、もともと人が亡くなった後、お見送りするまでに行う死後処置のことです。
身体を清拭し、お化粧をほどこし、生前の安らかな表情を作り出します。
生前に近い姿にすることは、亡くなった人の尊厳を保ち、見送る故人への配慮にもなると言えます。
では、うさぎが亡くなった場合、どのようなことをするのでしょうか?
死後処置を行い、爪を切り、身体を綺麗にしてグルーミングを施し、可愛い姿に戻してあげます。
死後処置は、手足などが硬直する前に体勢を整えます。
具体的には棺に収まるように、手足を身体に添うように曲げ、目と口を閉じます。
うさぎの場合、そこまでではありませんが、体液の漏れを防ぐために、口や鼻、お尻に綿花を詰めたり、
筋肉の脱力により尿や便がでてくることもあるのでお腹を圧迫して排尿を促す処置をする場合もあります。
大切な家族であるペットを亡くしたとき、飼い主が最後にしてあげること、それがエンゼルケアです。
このエンゼルケをおこない、お別れの時間を十分にとることで、感謝の気持ちで見送って
あげることができるのです。そしてペットロスを軽減することにもなります。